当院の矯正歯科治療の特徴

虫歯治療などの一般歯科と比較し、矯正治療はより専門的な知識や技術が必要です。「歯科医師なら誰でもできる」というわけではありません。矯正治療に対する知識や経験が歯科医師に不足していると、どのような治療をすべきか正しく判断できない場合があるからです。

結果として、予定よりも治療期間が延びたり、いつまで経っても矯正治療が終了しなかったり…といった事態にもなりかねません。悪い例では治療自体が失敗に終わるケースもあります。

その点、院長は矯正治療に関する経験が30年以上（※）あります。歯科大学を卒業後、矯正治療で著名な広島大学名誉教授の丹根 一夫先生に師事。長年にわたって矯正治療をご指導いただき、一般的なワイヤー矯正から難度の高い裏側矯正、またマウスピース矯正など、国内は元より海外まで足を運んで技術を習得しました。

また、近年注目されているマウスピース型矯正装置「インビザライン」による治療については、これまで1,500症例以上（※）を手掛けました。豊富な症例実績の評価を受け、インビザライン・ジャパン社より「インビザライン・ダイヤモンドプロバイダー」に認定されております（2016～2022年）。ダイヤモンドプロバイダーとは、年間151名以上の患者さまに対してインビザライン治療を行った歯科医師に与えられる認定のことです。その称号を持つ歯科医師は数少ないと言えます。

加えて、院長は当院での診療だけでなく、歯科医師向けの矯正セミナーも開催。講師を務めるなどして、後進の育成にも取り組んでおります。実際、大阪府内をはじめとして、他県など遠方からも多くの患者さまがその技術を求め、千里中央まで足を運んでくださっています。

このように技術力のある院長なら、幅広い症例に対応が可能です。一人ひとりに合った矯正治療を選択してご提供できますので、安心してお任せいただけるのではないでしょうか。

※2023年現在

より正確な診断の上で治療方針を決定したいという考えの元、治療前に精密検査を行っております。

精密検査ではまず、お口の中とお顔の写真を撮影します。次に、お口全体のレントゲン撮影に加え、頭からお顔全体の骨格がわかるレントゲン「セファロ（頭部X線規格写真）」の撮影を実施。必要があると判断した場合は、後日「CT撮影」も追加します。

特にセファロは、一般の歯科医院にはない特別なレントゲン写真です。首から上部分のお顔の骨格を調べるために必要で、矯正治療には欠かせません。

しかし歯科医院の中には、セファロがない環境でマウスピース矯正を実施しているところもあるのが実状です。セファロがなくても治療は可能ですが、質がかなり低下してしまいます。それだけでなく、「治療前よりひどくなってしまった」「奥歯で噛めない」「いつまで経っても治療が終わらない」など、治療の失敗やトラブルの要因にもなり得るでしょう。

当院では、ただ単に「見た目」だけを考えて歯を並べる治療は行いません。セファロやCTといった最新設備を導入し、正しい噛み合わせに導けるよう骨格から診断した上で治療計画を立てております。精度の高い精密な診査・診断に努めていますので、不安なく治療を開始いただけるのではないでしょうか。

マウスピース型矯正装置「インビザライン」による治療を希望される方には、治療後の歯並びを3Dシミュレーションでお見せしています。私どもが行っているのは、「iTero（アイテロ）」と呼ばれるお口の中をスキャンする機器を使ったシミュレーションです。治療過程から完了までの歯の動きなどを、ご自身の目でご確認いただけます。

治療後に歯並びがキレイに整っているのか事前にイメージできますので、矯正治療を受けるかどうかの判断材料になると患者さまにも好評です。また、治療計画や治療内容についてのご説明もシミュレーションを元に行うため、矯正治療に関するご不明点をしっかり解決いただけることと思います。

※インビザライン（海外カスタムメイド矯正装置完成物）は日本の薬機法対象外であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外になります。

お口の型を取る際、従来であれば粘土のような材料をお口の中いっぱいに入れ、しばらく患者さまに我慢いただく必要がありました。この粘土のような材料は吐き気を誘発しやすく、不快感が強いため、ご負担を強いる方法と言えます。

そこで登場したのが、口腔内スキャナー「iTero（アイテロ）」です。従来の型どりに代わる最新機器であり、お口の中をスキャンするだけで完了。不快感がなく、患者さまのご負担を抑えながら楽に型どりできます。粘土のような材料による型どりの経験がある方には、特にご好評をいただいております。

歯科治療には健康保険が適用されるものと適用されないものがあり、残念ながら矯正治療は後者です。そのため自費診療となり、治療費がどうしても高額になってしまいます。「歯並びを改善したいけれど、費用面が原因で我慢せざるを得ない」そのような方は少なからずいらっしゃるでしょう。

そもそも歯並びを改善するメリットとは何でしょうか。それは決して、見た目が良くなることだけではありません。噛み合わせが整えば食べ物をしっかり噛めるようになって消化が促進されるなど、お体にも良い影響を及ぼします。

このようにメリットの大きい矯正治療を、一人でも多くの患者さまにご提供したい。私どもではその思いから、デンタルローンによる分割払いを導入しました。

例えば大人の方の場合、マウスピース矯正「インビザライン」による治療が、84回払いで月々9,800円（8,910円 税別）～。お子さまのマウスピース矯正「インビザラインファースト」であれば、96回払いで月々5,877円（5,343円 税別）～のご負担で治療が可能です。月々のお支払い金額や分割回数を、患者さまにとって無理のない範囲で設定いただけます。

このほかに必要となるのは、通院ごとにかかる調整料のみです。調整料は成人の方は5,500円（5,000円 税別）、お子さまは3,300円（3,000円 税別）です。

また分割回数が3回以内の方を対象に、医院独自の無金利の分割払いもご用意。費用のご負担をぐっと抑えながら、理想の歯並びを目指していただけます。

矯正治療の費用面についてお悩みの方も、ぜひご相談ください。

「歯並びが悪い」と言っても、その症状は軽いものから重いものまで多種多様です。その中でマウスピース矯正は、一般的に症状が軽いケースにのみ適応されています。なぜなら症状が重くなると歯を大きく動かさなければならず、移動距離が長くなってマウスピース矯正だけでは対応できないからです。

そのため歯の移動距離が長い場合、ワイヤーを使った矯正治療でなければ改善できないと考えるのが一般的です。ところが、マウスピース矯正しか対応していない歯科医院は少なくありません。そのような医院は、複雑な歯並びや症状が重いケースの治療ができない傾向にあります。

ご自分の歯並びを改善できる医院を選ぶべきですが、患者さまご自身で症状の程度を判断することは困難です。もし症状が重い場合、マウスピース矯正しか対応できない医院に相談してしまえば、「あなたの歯並びは治療できません」と断られてしまう可能性があります。

私どもはマウスピース矯正治療の経験が豊富な上、得意としている歯科医院です。他院でマウスピースを用いた矯正治療が難しいと断られてしまった方が、当院で治療をお受けいただけたケースが多々あります。加えて、マウスピース矯正以外にワイヤーによる矯正治療も行っております。万が一マウスピース矯正で治療できない場合でも、ほかの矯正方法を選んでいただくことが可能です。

「以前マウスピース矯正がうまくいかなかった」「他院ではマウスピース矯正での歯並び改善が難しかった」といった方の再治療やセカンドオピニオンも受け入れております。あなたの歯並びもきっと改善できると思いますので、あきらめず一度ご相談ください。

矯正治療の装置について、見た目が目立つ点に抵抗をお持ちの方は少なくありません。

当院では、口元から矯正用のワイヤーが見えない「裏側矯正（舌側矯正、リンガル矯正）」にも対応しております。これらは、歯の裏側に矯正装置を取り付ける治療法です。歯の表側に装置を付ける「表側矯正（一般的なワイヤー矯正）」と違い装置が隠れるため、他人から装置が見えにくくなり、周囲の人に気付かれずに治療を進めていただけます。

お仕事や学校生活などで周囲の目線が気になる場合は、きっと裏側矯正も選択肢に上がるでしょう。私どもの院長は裏側矯正の症例数も豊富ですので、より安心してお任せいただけます。

裏側矯正の治療期間は2～3年であり、歯科治療の中では期間を要すると言えます。しかし、同じ矯正治療であるマウスピース矯正と比べると、期間が短く済むのが特徴です。なぜなら裏側矯正は装置を固定するため、マウスピースのように取り外している期間などの影響を受けないからです。取り外し式のものを面倒だと感じられている方に、特におすすめしています。

また、マウスピース矯正では改善が難しい症例でも、裏側矯正ならほとんど対応できる点もメリットです。

矯正装置を取り付けると、歯の表面を磨きにくくなることで虫歯になりやすいとされています。しかし、歯の裏側は殺菌作用のある唾液が循環しやすいため、裏側矯正は虫歯になりにくい傾向があります。

裏側矯正は技術的に難度が高い治療であり、歯科医師の技術や経験が仕上がりを左右すると言っても過言ではありません。そのため、矯正を専門とする歯科医師であっても、実績が少なければ対応できない場合があります。治療を受けるなら、経験豊富な歯科医院を選ぶことが必要です。

「口ゴボ（くちごぼ）」でお悩みの方はいらっしゃいませんか？口ゴボは出っ歯とも呼ばれ、上の歯が出ている歯並びの状態を指します。専門的には「上下顎前突（じょうげがくぜんとつ）」と言われるものです。

原因には以下のものが考えられています。

正面から見ると整った歯並びに見えることが多いものの、横から見ると前歯が出ている状態であるのが特徴です。鏡に映った自分を見る分には歯並びの悪さを感じにくく、矯正治療を受けるべきかどうか悩まれる方もたくさんいらっしゃいます。しかし、写真写りなどから見た目に強いコンプレックスを抱きやすいのも事実です。

また口ゴボには、見た目だけではない問題もあります。それは食べ物の噛みにくさ、発音のしにくさ、口の閉じにくさといったものです。さらに口が閉じにくいと口呼吸が増えるため、ドライマウスや虫歯・歯周病のリスクが増える可能性もあります。そのままにしておくことで、健康を害してしまう危険性があることも否めません。

当院はこの「口ゴボ治療」にも対応しております。治療の際は、ただ単に歯並びを整えるだけでなく、キレイなEラインの横顔を意識。一般的なワイヤー矯正や目立たない裏側矯正、マウスピース矯正など、さまざまな方法で改善を目指します。

お子さまからシニアの方まで、幅広い年代の治療に対応可能です。口ゴボ（出っ歯）でお悩みの方は、ぜひご相談ください。